(TT) 1999年をふりかえって(3)

KDE を hack するための SubProject であった北斗のK が発足のアナウンスをしたのは1999年12月4日の事でした。sorap さんがモリモリ開発してくださっていました。

GNOME と KDE を僕の勝手な私見で比較してみると、Gnomeはライブラリの依存関係等の調整が面倒でしたが、調整さえすんでいれば、各アプリケーションが独立した形になっていたため、 hack しやすかったかもしれません。KDE は一枚岩で依存関係等を調整するのは比較的簡単でしたが、hack するには大きすぎたので、皆でいじくりまわる、という状態にはなりにくかった気がします。

また、国際化の観点からみてみると、gtk+-1.2 + GNOME は従来利用されてきたような POSIX Locale の枠組の上で構築されていたので、i18nパッチを作成する事が比較的容易な気がしました。Qtは内部で利用するエンコーディング方法としてUTF-8を利用していたので、独特のお作法のようなものがあったと認識しています。そのため、国際化パッチというよりも直接的地域化パッチの方が多かった気がします。Kondara Project の目標として国際化を掲げていましたが、日本語環境で動く事も大事でした。もちろん国際化した上で日本語にも対応するのが一番良いのですけれども。

とはいってもこの頃は、今かいているからこそそれっぽくいってますが、私自身国際化についてサッパリわかってませんでした...。

mph の開発がアナウンスされたのも1999年でしたか。1999年12月29日の事です。この頃は apt for RPM なんかもなかった時期です。はんちょ(tnhさん)がRubyでひながたをかきました。あれ？1999年に本当に開発やってたんだっけ、mph。mph をつくろうとする位ですから、 Kondara の開発陣には、もともと Debian を利用している方もいましたし、 Kondara の開発をしながら Debian を使っている方もいました。いろいろ参考にさせてもらっていました。

Kondara-Zooの開発というのも1999年でしたか。1999年12月30日にアナウンスがあります。それまでは大コンダラと呼んでましたっけ？他にもいくつか候補があったと思うんですが、思いだせません。しってる方いたら教えてください。

(つづく)

(TT) 1999年をふりかえって(4)

僕の事も書かなくちゃいけませんね。自分のやってきた悪業もいっておかないと...。1999年にはLinux Conferenceで講演をしています。大きいホールで今おもうと「アイタタタ」な講演をしてしまいました。一応会場がシラけまくってたわけではなかったと思うのですけど...。ゴメンナサい。プレゼンの資料は前日の夜から作成しはじめて、当日の朝におわる、というヘタレなものでした。magicpoint の画像の位置調整とかメチャメチャだった気がします。Kondara Project の人々もたくさん来てくれました。この時はじめて出逢った方も多かったと思います。

(追記 この辺の部分が このあたりとこのあたりのスレッドに書いてありますね。はんちょの取ってくれたログがここに...。)

Kondara の人々が「たん清」にあつまったのはいつの事でしたっけ？当日の夕方、たん清にいく前に、tomさんとはんちょにそがっちを紹介したら2人とも口を「ぽかーん」とあけてビックりしていた事を覚えています。人って本当にビックりすると口がポカーンとあくんですね。いや、私の顔はどー考えても2枚目ではありませんが、あのビックりようは今考えるととても失礼な態度でしたね(とかいう)。北斗のK でテーマとかを作成してくれていた TOWER さんは骨折してました。mcHTさんと初めて顔を合わせたのはこの時だったかな？寡黙に酒をガバガバのんでいたような...。tomohikoさんは私に説教くらわしてました。えぇ、「なんで？悪いけどお前にはもったいない。不釣合いだ」...。失礼な人達だ、まったく(笑)。とはいう私もその後そがっちをほったらかしてカラオケにいってしまいました...。カラオケといっても dora ちゃんの印象しかないな...。名目としては師匠(gさん)が日本に一時帰国するための迎撃パーティーでした。皆で「師匠はまだかまだか」といっていると後ろの方から「オレなんだけど」という声が聞こえてきたような。当時は顔も知っていない人達の集まりでしたからね。

(まだまだつづく)